焼付塗装とは?自然乾燥との違い

焼付塗装は、さまざまな場面で用いられている塗装方法です。具体的にどのような塗装方法なのでしょうか。ここでは、焼付塗装の概要と自然乾燥との違いなどを解説しています。

焼付塗装とは?

焼付塗装は、高温を加えることで塗料の被膜を硬化させる塗装方法です。100~200度程度の熱を加えると、表面が硬化する塗料を使用します。

焼付塗装の主な目的は、強固な皮膜で製品を覆うことにより表面硬度などを高めることです。ただし、塗料により特徴は異なります。焼付塗装に用いられている主な塗料として、以下のものがあげられます。

【焼付塗装に用いられる主な塗料】

・メラミン
・アクリル
・フッ素
・ウレタン

メラミンの特徴は、耐候性・耐摩耗性など、強化できる特性のバランスが良いことです。コストを抑えやすい点も見逃せません。主に屋内向けの製品に用いられています。

アクリルの特徴は、メラミンよりも硬度・耐候性が高いことです。色や艶を調整しやすいため、外観も優れているといえるでしょう。これらの特徴から、屋外で用いる製品に多く用いられています。

フッ素の特徴は、耐候性が非常に高いことと汚れが付きにくいことです。これらの特徴を生かして、外壁など、野外向けの製品に用いられています。ただし、コストは割高になりやすい傾向があります。

ウレタンも、耐候性が高いと塗料です。野外向けの製品に幅広く用いられています。

これらのほかにも、焼付塗装に用いられている塗料はあります。同じ焼付塗装でも特徴は異なるため、各塗料の特徴を理解してから選択することが重要です。

焼付塗装と自然乾燥の違い

塗装の乾燥方法には、焼付塗装と自然乾燥などがあります。焼付塗装と自然乾燥ではメリット・デメリットが異なります。それぞれの特徴は次の通りです。

焼付塗装のメリットは、乾燥にかかる時間が短いことです。粗熱をとれば、すぐに使える点も魅力です。焼付乾燥炉を使用するため、自然乾燥に比べると埃もつきにくいといえます。生産性の高い乾燥方法と考えられるでしょう。

ただし、気をつけたいデメリットもあります。焼付乾燥炉を使用するため、依頼できる業者は限られます。同様の理由で、大型製品への塗装も難しくなります。

自然乾燥のメリットは、焼付乾燥炉を使用する必要がないため依頼できる業者が多いことです。大型製品への塗装も、依頼しやすいといえるでしょう。一方で、乾燥まで多くの時間を要します。したがって、焼付塗装よりも埃はつきやすいといえます。

焼付塗装と自然乾燥の違いは以上の通りです。両者の特徴を理解してから使い分けましょう。

焼付塗装に適した素材と適さない素材

焼付塗装は、あらゆる素材に適しているわけではありません。高温で焼きしめるため、基本的には金属に適した塗装といえます。具体的には、鉄・ステンレス・アルミニウム・亜鉛・真鍮などに適しています。

反対に、塩化ビニル・ナイロン・ABS樹脂などの素材は、焼付塗装に向いていません。素材自体が、高温に耐えられないからです。素材との相性を考えて、焼付塗装を選択する必要があります。

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※2021年5月24日時点・Google検索「溶剤塗装 愛知」で上位表示されている15社の中で、公式HPに溶剤塗装に関する記載があり、リン酸亜鉛被膜処理(防錆加工)を行い、焼付乾燥炉を備えている2社を紹介します。