溶剤塗装と電着塗装の違い

塗装にはさまざまな種類があり、「溶剤塗装」と「電着塗装」もその中のひとつです。愛知県で塗装を依頼したいと考えているなら、あらかじめ溶剤塗装と電着塗装の違いについて知っておくと、より適した塗装方法を選べるようになります。ここでは溶剤塗装と電着塗装の違いについて、特徴やメリット・デメリットから解説します。

溶剤塗装と電着塗装の違いとは?

それでは溶剤塗装と電着塗装の違いについて、それぞれの特徴から解説していきます。

溶剤塗装の特徴

まずは溶剤塗装の特徴についてご紹介します。溶剤塗装は一般的な「塗装」でイメージされる、スプレーやハケを使って塗料を塗っていく方法です。

  • 古くからある基本的な塗装方法
  • 幅広い対象物に塗装できる
  • ハケ・スプレー・ローラーで対象物を塗装する
  • 広範囲の塗装に適している
  • 油性塗料で有機溶剤を使用する

スプレーやハケ、ローラーなどを用いて人の手で塗装していくのが溶剤塗装であるため、電着塗装よりも高い技術力が必要です。古くから利用されている方法であり、実践による蓄積データが豊富でさまざまな用途に用いられます。

またほとんどのものに塗装可能で、広範囲の塗装にも適しています。ただし有機溶剤を使用する油性塗料なので、塗装時に強いニオイが発生したり中毒症状が起きたりすることもあり、現場の換気などに気を配ることが必要です。

電着塗装の特徴

続いて電着塗装の特徴をご紹介します。

  • 導電性のある対象物への塗装方法
  • 電気化学反応を利用している
  • 塗料の中に対象物をひたして塗装する
  • 大量生産に適している
  • 水性塗料で有機溶剤を使用しない

電着塗装は水性塗料が入ったタンクの中に対象物をそのままひたし、電気化学反応を利用して塗装する方法です。自動化させることもでき、溶剤塗装のような高い技術力は必要とされないため大量生産に適しています。

また溶剤塗装には用いられる有機溶剤を使用しないことも特徴のひとつです。

電着塗装のメリットとデメリット

電着塗装には次のように、メリットとデメリットの両方があります。

電着塗装のメリット

電着塗装のメリットは、塗料に対象物をひたすため膜厚が均一になりやすいことと、有機溶剤によるデメリットがないことです。

  • 膜厚が均一になりやすい
  • 水性塗料なので塗装時に強いニオイが発生しない
  • 塗装時に中毒症状や発火の危険性がない
  • 環境にやさしい

有機溶剤は塗装時に換気をしないと、強いニオイがこもったり、中毒症状が引き起こされたりします。また火を近づけると引火する可能性もあるので、有機溶剤を使用しないことは電着塗装の大きなメリットです。

電着塗装のデメリット

電着塗装のデメリットは次の3つです。特に導電性のあるものにしか塗装できないため塗装できる対象物が限られ、用途が狭くなることが代表的です。

  • 塗装できる対象物が限られる
  • 不純物により不良が起こる可能性がある
  • コストが高くなる可能性がある

また不純物除去や撹拌など、塗料の取り扱いが溶剤塗装よりも難しい傾向にあります。大型の設備が必要となるため、依頼するときのコストが高くなる可能性も考えられます。

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